今日仕事場に行ったら駐輪場に見慣れないバイクが停まってました。

ん?…………これ、モトラだ。
『ホンダCT50Jモトラ』
1982年にホンダから発売された50ccのオートバイ。エンジンはカブ系なのですが、カブとはちょこっと相違点があります。
ちなみに発売当時のカタログはこんな感じ↓

う~ん牧歌的だ。カワイっす♪重機みたいな色使いもとっても新鮮。
でもこのモトラと言うバイク、カワイイだけじゃないんです。

左ハンドルに短めのレバーが付いてますよね。コレ、ブレーキでもクラッチレバーでもありません。
実はこれ、センスタ解除レバーなんです。このレバーを握らないとセンタースタンドが動かせないようになってます。坂道なんかでの駐車時にバイクが勝手に動き出さないよう考え出されたみたいです。

お次はコレ。
見慣れたはずのカブエンジンに見慣れない部品がゴソッと付いてます。
これは「副変速装置」と言うそうで、レバーを上下に動かす事で高速、低速、2種類の走りが出来るそうです。重い荷物を積んでパワフルに走りたい時は低速で走るそうな。

最後はコレ。
サイドカバーに赤いつまみが付いてるでしょ?コレをクルクル回すとナント!
リアサスの硬さを無段階に変化させられるんです。しかも左右のリアサス同時にです。
いやぁ、アナログなのにハイメカ。スゴイっす。
ちなみに持ち主のN先輩にたずねてみたら、エンジンはキタコの88ccでマフラーはノーマルを加工して、静かなのにパワーを出せるようにしてあるそうです。80km/hくらいはかる~く出せるそうな。
恐るべしモトラ。